Fedora 9 はやや期待外れ――2Fedora 9 DVD をダウンロードすることにしたが、Ubuntu ファンにとって慣れ親しんだフォーマットである LiveCD バージョンもいくつかある。Fedora 9 DVD から起動すると、ほとんど標準に近いメニューが表示されたので、OS のインストールを選んで、次にどうなるかを待った(図1参照)。すると、インストールメディアをチェックし、エラーがないことを確認するよう要求された。この手順はスキップすることもできたが、ディスクが大丈夫であることを確認しても損はないと筆者は考えた。このテストには、完了まで9分36秒かかった。そう、筆者は時間を計ったのだ。
Fedora は、長年 Red Hat で開発され、同社全システムにおける標準の1つである Anaconda インストーラを利用する(図2参照)。Anaconda についてはありとあらゆる悲惨な体験談を聞いているし、これを心底嫌う人もいるが、筆者の場合は常にうまく動作し、大きな問題には遭遇していない。不満は、たまに動作が多少遅くなるくらいだ。筆者は通常の設定画面へと進み、時間帯や言語などを選んで、パーティションの作業に進んだ。 筆者のシステムは 12GB の root パーティションと、ホームフォルダ用の大きなパーティションを設定している。筆者は、Ubuntu に素早く戻し、自分の設定を残しておくために、システム全体をこの 12GB パーティションにインストールし、もう1つはマウントしないことにした。 partitioner はそこそこ使いやすいが、筆者の目にはあまり直感的でないように映った。もしかすると、これは筆者がほかのディストリビューションに慣れているのが原因かもしれない。インストーラは全体的に、自分が何をしているか分かる管理者レベルのユーザーをターゲットにしている印象だ。これは、主に管理者や開発者といった、筆者が Fedora や Red Hat のシステムを導入するだろうと推測するユーザー層と一致する。初心者はターゲットにしておらず、 いずれにしても憶病者では無理だ。 処理をインストーラに任せたら、12GB ドライブのフォーマットが行われ、それからパッケージのコピーとインストールが始まった。ディスクが排出され、再起動が始まるまで、なんと35分54秒もかかった。これは、筆者には途方もなく遅く感じる。筆者は最近の多くのディストリビューションが10分で実現するインストールに甘やかされているようだ。 新システムを初めて起動すると、GPL ライセンス契約への同意を促すプロンプトが表示され、それに続いてユーザーの詳細など、各種情報の入力を求めるダイアログボックスが次々表示された。この作業を完了するのにそれほど時間はかからなかったが、これらの質問はインストール中にすべて一度に聞いてくれた方が筆者には論理的に思える。それでも、1時間ほどするとシステムの準備が整い、筆者の目の前には新しいデスクトップが表示された。実際のところさほど難しいインストールではないが、かなり時間がかかると感じた。 次へ:システムのコンフィギュレーション »
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